院内感染対策
安心・安全な歯科医療の充実を目指して
2023年5月8日より、新型コロナウイルス感染症が5類感染症(季節性インフルエンザと同等)に引き下げられました。
当院におきましては、引き続き十分な院内感染対策を実施して、患者様とスタッフの安心・安全を第一に考えていく次第ですので、ご理解・ご協力をお願い申し上げます。
感染のリスクと日本の歯科医院の現状
歯の削りかす、血液、だ液を介して感染症を引き起こす可能性があるため、徹底した感染対策を実施することが求められています。
しかし、平成29年2月に公開した厚生労働省の調査結果では、歯を削る器具であるハンドピース(タービンなど)を「患者ごとに交換、滅菌している」と回答・実施している歯科医院の割合が日本全体で52%と発表されました。
徹底した感染対策、滅菌対策を実施しています
しっかり対策を行えば院内感染は恐くありません。当院では、下記の対策を行っています。
対策1.ハンドピースを高圧蒸気で滅菌
ハンドピースなど口に入れる器具は、高圧蒸気滅菌器、薬液滅菌、ガス滅菌の各種機器で滅菌します。
対策2.ハンドピースは患者様ごとに交換。目の前で滅菌済パックを開封
対策3.お口に触れる他の器具も、高圧滅菌処理済を使用
コップやエプロンは使い捨てを使用し、治療に使用するミラーやピンセット、エキスプローラー(針のような器具)は、オートクレーブで高圧滅菌処理の上、患者様ごとに滅菌パックに封入したものを使用しています。
対策4.細かな粉塵もバキュームで処理
治療時に発生する飛沫や粉塵を口腔内バキュームを使って確実に吸引し清潔を維持しながら治療します。
対策5.感染対策実施をマニュアル化し、スタッフで徹底して実施
ハンドピースの滅菌処理や、手袋・マスクの着用などあらゆるスタッフの治療動作をマニュアル化し感染対策を徹底しています。
対策6.手指消毒スプレーとジアイーノ設置
各処置室には、手指消毒用のスプレーと空間除菌機器「ジアイーノ」を設置しています。安心して治療を受けられるよう、清潔な空間の維持に努めています。