自費と保険診療について
保険治療と自費治療の相違点
歯科治療は、保険治療と保険外の自費治療に分けられます。保険治療と自費治療では、治療費に約3倍から10倍以上の違いがあります。
保険治療のメリットは、安価で治療を受けられることです。軽度の虫歯治療などは保険治療で充分有効な治療が期待できます。
しかし、限られた時間・費用での治療となることが多いので、重症の虫歯などの難治療は、期待する結果に至ることは難しい傾向にあります。
また、決められた材料しか使えないので、治療結果を長持ちさせることが難しく、また、審美的な面で課題が残ることがあります。
補綴などの型取りから自費治療は違います
その人に合った被せ物や詰め物の治療を行う場合、なるべくずれの生じない歯型を取る必要があります。噛み合せにも関わるとても重要なプロセスの型取りですが、使用する素材は保険治療と自費治療で大きく異なり、自費治療の方がしっかりした型取りが期待できます。
技術や技工に時間をかけられます
自費治療で、詰め物などの補綴物は歯科技工士が作成します。
当院では、日々研鑽を積み重ねている歯科技工士が補綴物を制作していますが、保険治療の補綴物を作る場合は時間的な制約が生じます。
それに比べて自費治療の被せ物は、時間と手間をかけて丁寧に作れます。歯科技工士が手を加え、じっくり作り上げるため制作費が高くなりますが、質が良く、変形の少ない材料を用いて作製することが可能なため、その人に適した技工物で治療を行えます。
また、当院ではインプラントや入れ歯など品質が重要な自費治療の補綴物は、専門的な知識や技術を持つ歯科技工士に依頼しています。
自費治療が優れている点
当院の自費治療は保険治療に比べて下記の点で優れています。
- 噛む機能
- 治療結果が長期に渡り安定し、歯の健康を維持する
- 再治療のリスク軽減
- 健康面のメリット
- 見た目の美しさ
「費用」や「銀歯と白い歯」の違いだけでなく、再治療や健康面も優れています。治療費用の比較だけにとらわれず、歯の将来的な健康や美しさ、長い目で考えた経済性を考慮して、治療をご選択ください。
自費治療を選択される方へ
自費治療は、材料や治療方法にも制約がなく治療を行えるので、治療の質は保険の場合よりも良くなります。
そのため自費治療は保険と比べると高価になり、治療方法も歯科医師や歯科医院によって大きく異なる傾向があります。
このような傾向のため、患者様自身が良さを自身で判断できる知識を持つことが、納得のいく治療結果を得るために必要不可欠なのです。